ローソンが、買い物客が自分で商品のバーコードを読み取って会計する「セルフレジ」を全店で導入すると発表しました。
スーパーなどでは既にお馴染みのセルフレジですが、果たしてコンビニのセルフレジも仕様は一緒なのでしょうか?
ということで本記事では、ローソンセルフレジのやり方やスマホレジとの違いなど、詳しく解説していきたいと思います。
ローソンセルフレジはいつから導入される?
ローソンが人手不足対策として打ち出した「全店舗セルフレジ導入」。
大々的に発表されたものの、導入が本格的に開始されるのはこれから。
4月から都内を中心に始まり、最終的に、2019年10月の消費税増税までに全国にあるローソン1万4000店全てに導入されることになります。
ただ、導入といっても、現在ローソンで使われているレジは、既にいつでもセルフレジに切り替えられるようになっているそうですから、10月までにと言いつつも、人手不足の状況によっては、さらに早い段階で全店舗導入が実現しそうですね。
セルフレジのやり方は?有人レジとの違いやメリットとは?
ローソンのセルフレジはスーパーセルフレジ同様、自分で商品のバーコードを読み取り、お支払いして完了と、なんら難しいことはないようです。
しかし、どうやらセルフレジから購入できる商品はバーコード商品のみで、レジ脇に置いてある、「からあげくん」を始めとする揚げ物類、肉まんやおでんなどは買うことはできないようです。
その他にも、宅配便受け取りや公共料金の支払い、お酒類やタバコなど年齢確認が必要な商品も購入することはできません。
こういった商品を購入する場合は、今まで通り有人レジを利用する必要があります。
また、お支払いにおいては、基本的に全てキャッシュレス決済。電子マネーやクレジットカードでの支払いしか対応しておらず、現金払いはできないようです。
ですから、現金で買いたい人や、揚げ物類、お酒やタバコ目的の人は、セルフレジでは購入できないということになります。
「ええ~?じゃあなんか不便じゃない?」という声が聞こえてきそうですが、セルフレジの最大のメリットは混雑時に並ぶ必要なく買い物ができるということ。
スーパーのセルフレジは買う量が多いため、セルフであっても時間がかかりますが、コンビニの場合は基本、みんな買う量は少量。
缶コーヒー1本、菓子パン1個という人も多いですね。そういうときこそセルフレジを利用すれば素早く済みます。
セルフレジにはバーコード商品購入のみのお客さんが並ぶわけで、公共料金の支払いや、時間のかかる宅配便受け取り目的のお客さんの後ろに並ぶ必要がない分、レジ待ち時間は大幅にカットされます。
また、店員さんとやり取りすることなく買えるのも高ポイント。店員さんにも様々なタイプがいて、時としてお客さんに不快を与える接客をする人もいるようですから、そういった煩わしい思いをしなくて済むというのもセルフレジならではの特権ですね。
スマホレジとの違いは?
全店舗セルフレジ導入を打ち出したローソンですが、実は2018年に既に、「スマホレジ」という便利なキャッシュレス決済サービスを展開しています。
こちらのサービスは簡単に言うと、「レジを通さずにスマホのみで購入、決済ができる」というものです。
やり方としては、ローソンアプリをダウンロード・設定⇒利用店舗を検出して入店⇒買いたい商品のバーコードを読み取る⇒スマホ上で決済⇒店内に設置してあるタブレットで退店手続きをして完了。
このようにスマホ1つでレジに一切並ぶことなく商品購入ができます。セルフレジと大きく違うのは、やはりレジに並ぶ待ち時間ですね。
セルフレジは多少なりとも待ち時間が発生しますが、スマホレジの場合は一切なし。商品を買いたい時はその場ですぐに購入・決済ができてしまうということです。
こちらのスマホレジも大変便利ですね。まだ対応店舗が数十店舗しかないようですが、こちらも2019年10月までにあと1000店舗は増やす予定でいるそうなので、今後益々、買い物客の利便性が高まりそうです。
まとめ
現金払いができない、購入不可の商品があるなどの制限はあるものの、待ち時間が少なく、自分のペースで買い物ができるセルフレジは買い手側にとってはやはり利用価値大。
早く全店舗導入を実現化してほしいものですね。