新元号が「令和」(れいわ)に決定しましたね!
大化から数えて248番目の元号となっていて、今回福岡県太宰府がその「令和」とゆかりが深いということで人気が集まっているようです。
今までの247の元号はすべて中国の古典に由来していたのですが、今回の新元号「令和」は、日本の古典、「万葉集」の一節にちなんだものとなり、日本ならではの元号となっているため皆の喜びも関心も大きくなっているのかもしれません。
そしてひと際皆さんの関心が高まってきている福岡県太宰府の新元号ゆかりの地が観光スポットとして注目を集めそうです。
是非機会があれば新元号ゆかりの地は訪れてみたいですよね。
という事で今回はどこの場所が新元号ゆかりの地となっているのかについて調べてみました。
そもそも大宰府って?
まず大宰府って何だろうと思い調べてみたら大宰府というのは奈良,平安時代に対外防備および九州を総管するために現在の福岡県太宰府市におかれた役所で、現在でいうところの国の出先機関にあたるものだそうです。
一般には、現在の福岡県、筑前の国に置かれた大宰府が知られていますが、8世紀初めの大宝律令制定以前には、吉備、周防、伊予にも設置されていて、周辺の数カ国を統治していたのですが、その後廃止され福岡の大宰のみ残ったそうです。
そしてこの大宰府が新元号のゆかりの地と言われる由縁が、新元号「令和」の出典となった万葉集の一節が、奈良時代の初めに当時、大宰府の長官であった大伴旅人(おおとものたびと)邸で開かれた「梅花の宴」で詠まれたものだということです。
出典は日本最古の歌集「万葉集」の梅花の歌32首の序文で
初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香
『初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ、梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす』
この原典の作者が大伴旅人と言われています。
そして「梅花の宴」が開かれた坂本八幡宮が大伴旅人の自宅があったとされている為、一番の注目スポットとなっています。
坂本八幡宮の場所とアクセスを見ていきましょう。
坂本八幡宮へのアクセスは大宰府政庁跡正面から徒歩7~8分およそ500mとなります。
坂本八幡宮
住所:〒818-0133 福岡県太宰府市坂本3-14
大宰府政庁跡正面までのアクセス:西鉄「都府楼前」から徒歩約9分(749m)
都府楼前駅から太宰府市コミュニティバスで5分
1回100円 乗り放題300円
・博多駅バスターミナルから約32分、太宰府政庁跡で下車
・JR「二日市」から車で約10分
・福岡空港から車で約30分
・太宰府インターから車で約5分
大宰府展示館で大伴旅人の邸宅で開かれた『梅花の宴』の様子を博多人形で
再現していますのでこれは必見です。
大宰府展示館の場所とアクセスを見ていきましょう。
広大な敷地の大宰府政庁跡のすぐ横にあります。
大宰府展示館
住所:〒818-0101 福岡県太宰府市観世音寺4-6-1
開館時間:9:00~16:30
入館料:無料
アクセス:西鉄都府楼前駅から徒歩約15分
・太宰府市コミュニティバスまほろば号「大宰府政庁跡」バス停下車
・JR「二日市」から車で約10分
・福岡空港から車で約30分
・太宰府インターから車で約5分
そして大伴旅人は大宰府の長官だったので大宰府政庁跡も訪れたいですね。
大宰府展示館に向かう途中でみることができます。
大宰府政庁跡
平面復元された建物の礎石が往時を偲ばせます。「都府楼跡」の名でも親しまれ、史跡公園となっています。
住所:〒818-0101 福岡県太宰府市観世音寺4-6-1
アクセス:コミュニティバスまほろば号「大宰府政庁前」下車
・西鉄「都府楼前」駅下車 徒歩約15分
地図で見ると位置がわかりやすいのですが最初に一番離れている坂本八幡宮へ行き、戻りがてら大宰府政庁跡でのんびりして、最後に大宰府展示館で展示物をみるのがお勧めです。
まとめ
新元号が発表になり一躍注目の大宰府ですね。
近くには有名な太宰府天満宮もあるので是非でかけてみてはいかがでしょうか。